収納の動線を短くするために、モノをグルーピングすることも大切です。グルーピングには、同じアイテムごとにまとめる、使用場所ごとにまとめる、使用目的(頻度)ごとにまとめる、の3つに分けることができます。また、ものの素材と場所に配慮することも大切で、温度が大きく変化したり、湿気のたまりやすい場所に、衣類や食物を保管しないように心掛けることも必要です。
また、動線を意識した収納では、「モノが最も出し入れしやすい場所」と、「使う人の背の高さを考慮した、使う人の目線になった場合のベストな位置」とを使い分けることがポイントとなります。前者が収納家具や戸棚などのスペースの中をいかに取り出しやすくしまいやすくするかを考慮した場所に対し、後者は幸せな生活空間の中心部にあたる収納スペースです。そして、この後者の収納に、すぐに必要ではないけれど、必ず使う水やトイレットペーパーなどの、消耗品をストックするために使うようにするとよいようです。